実家じまいの話を進めていくと、必ずどこかで出てくるのが「お金」の話です。片付けにいくらかかるのか、解体するならいくらか、そして――誰がそれを払うのか。うちの場合も、片付けの段取りより先に、この「誰が払うか」が一番気まずい話題になりました。
この記事では、実家じまいにかかる費用の大まかな内訳と、わが家がどうやって「払う人」を決めたかを書いておきます。金額はケースによって大きく変わるので、あくまで目安として読んでください。
実家じまいでかかるお金の内訳
実家じまいの費用は、大きく「片付け」「解体」「不動産の処分」に分かれます。
- 自分たちで片付ける場合:交通費、粗大ごみの処分費(1点数百円〜3,000円程度)、レンタカー代などで、数万円〜数十万円程度
- 業者に片付けを依頼する場合:家の広さや荷物の量によりますが、50万〜200万円前後
- 解体まで含める場合:木造なら坪あたり3万〜4万円台が目安で、業者依頼の片付けとあわせて150万〜300万円を超えることもある
金額の幅がかなり広いのは、家の広さや立地、荷物の量、業者の相見積もりを取ったかどうかで大きく変わるからです。うちも最初に聞いた金額に驚いて、結局3社に見積もりを頼み直しました。
「誰が払うか」でモメがちなパターン
相続の話し合いをしていると、よく出てくるのが次のようなすれ違いです。
- 同居していた・近くに住んでいた側が「今まで面倒を見てきたのに、費用まで負担するのか」と感じる
- 遠方に住む側が「相談もなく話が進んでいた」と感じる
- 不動産を相続する人と、片付け費用を出す人が一致しない
結局のところ、金額そのものより「誰が決めて、誰にいつ知らされたか」という進め方の部分で気持ちがこじれることが多いように感じます。
わが家がやった、3つの取り決め
- 片付け・解体・不動産処分にかかる費用は、いったん相続財産(遺産)から差し引く前提で話す
- 見積もりは必ず複数社取り、金額を家族全員で共有してから決める
- 「誰が主導するか」だけは早めに一人決めておき、他の人は口を出しすぎない
この3つを最初に決めておいたおかげで、あとから「言った・言わない」にならずに済みました。もちろん家庭の事情によって最適な形は違うと思うので、あくまで一例として参考にしてもらえたらと思います。
業者選びは、まず無料相談で相場を知ることから
実家じまいの費用は、業者によっても、見積もりの取り方によっても差が出ます。いきなり契約するのではなく、まずは無料相談や見積もりだけを複数取ってみると、自分の実家の場合はどれくらいが相場なのかが見えてきます。実家の片付けを親にどう切り出すかについては「抵抗する親」とどう向き合う?実家の片付け・生前整理を無理なく進める方法で、家の片付けと感情面の両方について書いているので、よければあわせてどうぞ。相続の手続き自体に期限があるものについては、別記事でも詳しくまとめる予定です。
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