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用語集

往相回向(おうそうえこう)

往相回向(おうそうえこう)とは浄土真宗の重要な教義で、自分の行じた善行功徳をもって他の人に及ぼし、自分と他人と一緒に弥陀の浄土に往生できるように願う事が往相回向である。

解説

二種回向のひとつ。還相回向は対義語であり、言葉の意味を理解します。
【往相】往生浄土(浄土へ往き生まれる)の相状(すがた)を要約したこと。
【回向】自らの働きを他にも向けさせる
曇鸞(どんらん)は、『論註』の中で、これらの回向を浄土に生まれて菩提心を完成したいと願う者の行とした。
つまり、往生回向とは、自己の功徳を一切衆生(全ての生きとし生けるもの)にむけて自他と共に往生しようすること。
それに付随して還相回向は浄土に往生した後、再度迷いの世界に戻り衆生を教化(人を善に導く)する事とした。

親鸞はこれらの回向を阿弥陀如来の本当の願いによって生きとし生けるもの全てを平等に救うという“本願力回向“であるとし回向の中心たるものは阿弥陀仏であるとした。
衆生が往生する因果である往相も、修行により悟りの結果を得る“証果”を開いた後の還相のはたらきも、阿弥陀仏が衆生に施し与えるものとした。
親鸞は往相回向を教、行、信、証の四法であるとした。
その証の内容として還相が回向されることを示した。

歴史書を紐解く

『経巻にて』P135
つつしんで浄土真宗を案ずるに、二種の回向あり。一つには往生、二つには還相なり。
往生の回向について真実の教行信証あり。
『証巻』にてP313
還相の回向といふは、すなはちこれ利他教化地の益なり。

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