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用語集

棺桶(かんおけ)

遺体を入れる入れ物を指す用語。棺とも。

解説

棺桶とは、故人の遺体を入れる入れ物の事であり、日本では棺に遺体を納める習慣は、古くは弥生時代から続いていると言われます。当時の棺としては、木で作られた「木棺(もっかん)」、「石棺(せっかん)」と言われる石で作られた棺や、「甕棺(かめかん)」と言われる大型の甕形土器などに遺体を入れ、お墓に埋葬しておりました。当時は今とは違い、土葬が主流でした。5世紀に仏教が伝来して以降も、庶民の埋葬方法に大きな変化はなかったようですが、飛鳥時代以降になると、一部の貴族や僧侶などには火葬が行われるようになります。

「棺桶」という言葉の由来には諸説ありますが、鎌倉時代になって現れ始める「座棺(ざかん)」と言われる埋葬方法が関係しているようです。座棺では、ご遺体を座らせた状態で蓋が閉まるくらいの大きさの円形の入れ物に納めており、その形状が桶に似ていたことから、「棺桶」という名前が定着しました。

鎌倉時代以降に仏教が広く普及していくにつれ、徐々に火葬も行われるようになりましたが、火葬設備が充分ではなかったことなどから、昭和初期までは土葬が続けられていたそうです。その後、衛生的な観点から火葬が推奨されるようになり、現代では一部の地域を除いて、火葬が義務になりました。それに伴い、現代日本の棺の素材は火葬に適した材質の物が主流になっております。

棺桶の種類

棺桶には、大きく分けて4つ種類があります。

木棺

木棺には檜やモミ、桐などの天然木材が使われたものや、フラッシュ材と呼ばれる2枚のべニア板の間に材芯を入れて貼り合わせたものがあります。天然木材には、彫刻を施したり、漆を塗ったものがあります。フラッシュ材には、木目の柄などを印刷した特殊な紙を貼り付けたものがあり、軽い素材でできているため、最近ではフラッシュ材で作られた棺桶が主流になっております。

布貼棺

木製の棺桶の表面に布生地を張り、柔らかく上品な印象を持たせた棺桶になります。故人が女性の方や、花祭壇を飾るような葬儀の際に、多くの方が選ぶ棺桶です。

エンバー棺

エンバーミングを施した遺体専用の棺桶のことで、アクリル製の板で中を覆っています。通常の遺体は保存のためにドライアイスなどを使用するため、棺桶の蓋がしっかり閉まるように作られています。
一方、エンバーミングを施した遺体はドライアイスを使用しなくても遺体を保存する事が可能になるため、棺桶の蓋が開けやすくなっております。

エコ棺

環境に配慮し作られた新しいタイプの棺桶で、段ボールや間伐材などで作られております。火葬時に発生する二酸化炭素の排出量なども少ないことから、環境に与える影響が少ないのが特徴です。特殊な段ボールを使用しており、表面に布を張り付けているため、通常の棺桶に比べても、見た目や強度に遜色ない作りになっています。

棺桶のサイズ

棺のサイズは、一般的には尺で表します。1尺は約30センチになります。通常は6尺寸の物が多く、約180センチほどの大きさになります。

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