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用語集

甘露(かんろ)

神々が飲む、不死を得られるという甘い液体を指す用語。

解説

甘露とは、インド神話に登場する飲む者に不死を与えると言われるアムリタの漢訳です。

もともと甘露は、中国の伝説で国を治める君主が仁成を行うと天が降らせるという甘い液体を指しました。インドから仏教が伝来した際に、この甘露とインド神話に登場する不死の霊薬アムリタは同一視され、そのまま甘露と呼ばれるようになりました。

アムリタとはサンスクリット語で「死なない」ことを意味する言葉だそうですが、飲みものとしてのアムリタこと甘露は、蜜のように甘く美味で、苦悩を取り除き、寿命を延ばし、死者を復活させるともいわれています。そのような効果を持つ甘露は神々の飲みものであり、人々が本物の甘露を口にすることは出来かねます。そのため様々な苦悩を癒し心の平穏をもたらす仏の教えが甘露としてたとえられるようになったと考えられています。

他にも作物の成長に必要な天の恵みの雨を甘露の雨と呼び、そこから更に人の成長のために必要な仏の教え、慈悲から与えられる仏の教えを甘露の雨、甘露にたとえるようになったという話もあるそうです。また灌仏会(花まつり)に釈迦の立像に甘茶をかける習慣は、釈迦誕生の際に八大竜王が歓喜して甘露の雨を降らせたという伝説からきています。

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