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用語集

慈悲(じひ)

仏様や菩薩様の世の中の全ての人々への「抜苦与楽(ばっくよらく)」の心を表す言葉。

解説

仏様や菩薩様が世の中の全ての人々に対して苦を取り除いて楽を与えるという心を表す言葉を慈悲といいます。慈悲という文字にはそれぞれ意味があり、「慈」には「苦しみを取り払ってやりたい」という意味、「悲」には「楽しみを与えてやりたい」という意味があります。一般的な日本語としては「慈しみ」や「思いやり」、「情け」の気持ちを表現する場合に用いられます。

例えば我が子が病気で苦しんでいる姿を見たら親はその苦しみを取り除いてあげたいと願うでしょう。子供が喜ぶ姿を想像しておいしいご飯を作ったりプレゼントを考えたりもします。このように私たち人間にも慈悲の心があります。この人間の慈悲の心を仏教では「小慈悲」といいます。それに対して阿弥陀如来さまの慈悲を「大慈悲」といいます。

では、小慈悲と大慈悲は何が違うのでしょうか。

まず、人間の小慈悲は平等ではありません。身近な人や親しい人に対してのみ起こる感情で、まったく見ず知らずの人には同じ気持ちにはなれず平等ではありません。また、その気持ちは続きません。たとえばテレビのニュースを見て気の毒だなと思ったその後に、ドラマやバラエティが始まればその感情は忘れてしまいます。

さらに、先を見通すことが出来ない為、善かれと思って取った行動が、実はかえって相手を困らせたり不幸にしたりすることもあります。

一方で我々人間の「小慈悲」に比べ、阿弥陀如来さまの「大慈悲」には限りが無く、老若男女、貧富、人種や職業などの一切の差別はなく、全ての人に平等に注がれます。また摂取不捨の利益といわれ、大慈悲は永遠に変わりません。そして阿弥陀如来さまは未来を見通す智慧に裏付けられているため、人々を未来永劫、変わらない幸せを与えて下さるのです。

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