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用語集

業(ごう)

仏教においてサンスクリット語のカルマに由来し、行為や所作、意志による身心の活動や生活を意味する用語。

解説

仏教において仏教の基本的な概念となり、人の意思によって行われた行為やその行為によって果報をもたらす力のことを業といいます。

人間の行う行為は、三業によって為され、「身」・「口」・「意」の3つの行為があります。「身」は身体的な行為、「口」は語る行為、「意」は思うという行為のことを指します。

なお、業はサンスクリット語のカルマを意訳したものとなります。

業は前世の行いによっても報いを受ける

「業が深い」という言葉は「運が悪い人」や「何をやってもうまくいかない」というネガティブな意味で使われます。この言葉の本来の意味は「前世の欲深さによる罪深い行為により、現世において多くの報いを受けているさま」のことをいいます。

仏教において、業は輪廻転生を繰り返す中、善意と善行を行うことにより、幸福な転生をもたらし、悪意と悪行を行うと地獄に落ちるなど悪い転生をもたらすとされています。

悪行は10種類に分けれています。

悪行の種類
①殺生(せっしょう) 人や無益に動物を殺す行為のこと。親殺しは最大の悪行とされています。
②偸盗(ちゅうとう) 盗みを働くこと。
③邪淫(じゃいん) 不倫や道に外れた性行為のこと。
④妄語(もうご) 嘘をつく行為のこと。
⑤両舌(りょうぜつ) 二枚舌を使う行為のこと。
⑥悪口(あっく) 悪口を言う行為のこと。
⑦綺語(きご) 無益なおしゃべりのこと。
⑧貪欲(とんよく) 貪りやいやしい行為のこと。
⑨瞋恚(しんに) 怒ること。
⑩愚痴(ぐち) 人を妬むことや愚かな行為のこと。

これら十種類の悪行を十悪業といい、身・口・意の三業に分類されます。身の三業は殺生・偸盗・邪淫となり、口の四業は妄語・両舌・悪口・綺語、意の三業は貪欲・瞋恚・愚痴となります

業から解放されることを説くのが仏教

仏教では業によって、また人間として転生したり、地獄に落ちたりと六道(地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人間界・天上界)を輪廻転生するとされています。

輪廻転生を続けている間は、業から解放されることはなく悩みや苦しみが続きます。この悩みや苦しみから解放されることを解脱(げだつ)といい、悟りの境地、「仏の世界」に行くことができるとされています。悟りを開き、業から解脱することが釈迦の教えとなります。

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