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用語集

一向宗(いっこうしゅう)

鎌倉時代に浄土真宗の僧侶である一向俊聖(いっこうしゅんじょう)によって成立された宗派。

解説

一向宗とは鎌倉時代に浄土宗の僧侶・一向俊聖(いっこうしゅんじょう)が創めた仏教宗派です。各地を遊行し、踊り念仏を広めました。
一向には「ひたすら」」「一筋」という意味があり、一つの事柄にひたすら専念することを意味します。

これとは別に親鸞聖人が開祖である浄土真宗においても一向専念無量寿仏を宗旨としており、これは阿弥陀仏の名号をひたすら称えて唱えることと解釈されたため浄土真宗も同様に一向宗とも呼ばれ、混同されていました。

一向俊聖の一向宗は後に江戸幕府による本末制度の徹底によって浄土真宗派の時宗に統合され、さらに後に浄土真宗に改名されていきました。踊りながら念仏を唱えるという現在の時宗の特徴が一向宗からの流れを伺わせます。なお、現在の時宗、浄土真宗の旧称の総称についても一向宗といいます。

一向宗の複雑な宗名

前述したように一向宗といっても実は3つの意味があります。

一つ目は一向俊聖が成立させた仏教宗派としての一向宗です。そして二つ目が江戸幕府によって時宗に統合され、時宗一向派と呼ばれた一向宗です。そして最後に江戸幕府によって浄土真宗の名称とされた一向宗です。

一向宗は時代と共に統合を繰り返し、政府による政策などによっても名前が使われたり変わってしまうなど複雑な運命を辿った宗派といえます。

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