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用語集

経帷子(きょうかたびら)

葬儀の際に故人に着せる白い着物を指す仏教用語。

解説

経帷子とは仏式の葬儀で、故人に着せる白い着物のことを指します。江戸時代後半(19世紀初期)から使われ始めたもので、帷子(かたびら)とは、一枚布で作られた夏用の着物のことです。その帷子にお経を書き入れたことから、経帷子と呼ばれるようになったそうです。現代における死装束はほとんどが経帷子とされていますので、実際に目にする機会も多いのではないでしょうか。
経帷子が白色なのには2つ理由があります。一つ目は白色は清廉なイメージを想起させるので、浄土には綺麗な格好で向かってほしいという意味合い。二つ目は日本人は紅白との組み合わせを重要視しており、また、平安時代の源平合戦の流れから白は死を連想させるものであるからというものです。
経帷子を故人に着せる場合には、いくつかの注意点がありますので下記を参考にしてください。

経帷子の注意点

正しい着せ方をする

経帷子を着せる時は、衿が左前にくるように着せてください。一般的に着物や浴衣は右前ですが、現世とあの世は逆という仏教の考えに基づき、衿も逆さまにする習わしがあります。

宗派による違いを把握する

先ほど経帷子の正しい着せ方をご紹介いたしましたが、宗派によっては着せ方に違いがある場合があります。特に浄土真宗はその最たる例であり、人間は亡くなったその瞬間に仏になるとされています。そのため他の宗派のように冥途を旅するという考え方も存在していません。経帷子を着せる場合には、衿は左前ではなく右前になる点に注意しましょう。加えて、経帷子は白に拘らず、好きな色のものを着せてよいとされていますので柄物でも構いません。ただしあまりに華美なものは葬儀の粛々とした雰囲気を害してしまう可能性もあるので、どうしてもという場合は葬儀社のスタッフや僧侶に相談してみましょう。
また、神式葬儀の場合では経帷子ではなく「神威」と呼ばれる死装束を身に着けますので、仏式以外の葬儀をするのであればそこにも気を付けてください。

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