宗教儀式を行わない葬儀ならお坊さんのいないお葬式「コラム」ページ

コラム

葬儀の準備

無宗教の葬儀という選択肢について

最近の葬儀形式でよく聞かれる「無宗教」があります。無宗教とは全く宗教に関心が無く、なにも信仰していないことをいいます。日本の国は信仰の自由を謳っています。国や地域が宗教を強要することもありません。また、世間には様々な宗教があり、どの宗教を選ぶのかは自由という教養や教育が行われている為、個人の自由であるという考えです。この自由度は年間の行事をみると良くわかります。正月は初詣の為、神社に参拝に行き、お盆には仏壇の前で経を唱えます。また、クリスマスにはパーティーなどを開きます。これほど宗教に対しては自由な国なのですが、葬儀は9割ほどの方が仏教で葬儀式を行っています。今回は無宗教の葬儀はどの様な葬儀かを説明いたします。

【目次】
1.檀家制度とは
2.無宗教葬とは
3.無宗教葬の注意点
4.今回のまとめ

1.檀家制度とは

宗教が多様化している日本ですが、昔は仏教を信仰している家がほとんどでした。家の一族がひとつの寺院を菩提寺として、冠婚葬祭の行事をはじめ様々なことにお寺を拠り所としていました。よく耳にする檀家制度です。檀家制度は江戸時代の江戸幕府が寺院と檀家のつながりを強化した時から始まったと言われています。江戸幕府はキリスト教の弾圧の為、寺院が民衆の証明書を発行させる指示をだしました。寺院は地域の民衆を入檀させ管理を行いはじめましたが、檀家にならない民衆を弾圧し政策の為、必ずどこかの寺院の檀家にならなくてはいけなかったため、寺院の権力は増すばかりでした。権力が増すと、寺院の腐敗が横行するようになり、民衆の不満が募るようになってきました。時代は明治に変わり、明治政府は江戸幕府と仏教寺院の結びつきを弱める目的で、仏教の象徴である火葬を禁止し土葬を進めました。しかし、人口の多かった東京や大阪では土地不足に陥り、火葬禁止令は廃止されました。仏教僧の役割をはく奪しようとした明治政府でしたが、死者の供養だけは手に負えず仏教側に戻したと言われています。しかし、この事が死者の供養は仏教僧の役割になっているとなってしまったものだと思われます。

2.無宗教葬とは

無宗教葬とは宗教を信じていない人や信じている宗教がない人が宗教儀礼に沿った葬儀式を行わず、故人や自身のこだわりや意向を取り入れるお葬式の事を言います。例えば、葬儀が起こった時、僧侶や祭主、神父や牧師の宗教者を招いて行うことが多いのですが、無宗教葬の場合はこうした宗教者を呼ばずに行うことができます。宗教者を呼ばない場合のお参りの方法は焼香や献花や献灯など自由に決める事ができます。宗教者を呼ばないので形式にこだわった作法などが必要なく、故人への想いを気持ちに込めてお参りしていただくことがなによりです。式次第では故人の好きな音楽を流したり、生演奏をしたり、思い出の写真を綴った動画を放映したりオリジナルな式を行うことができ、故人のお人柄や故人らしい色を感じられる葬儀式となるでしょう。

3.無宗教葬の注意点

日本の葬儀の中で、無宗教葬はまだまだ浸透しておらず、凡そ1割くらいしか行われていません。親族の中には宗教を信仰している方がいると「宗教者がいないと故人が成仏できない」など戸惑われる人もいると思われます。無宗教葬を行う時は親族の理解や同意を得ておくと良いでしょう。また、無宗教葬の場合は葬儀後にお骨をどこに納めるかという事が問題になる事があります。お葬式は無事に終わっても、いざ納骨をする時、お墓を管理しているお寺に断られたという事例もあります。お寺が管理しているお墓のため戒名が必要であったり、そのお寺を招いて葬儀をしなくてはならない場合がありますので、あらかじめ無宗教葬でおこなっても納骨が可能か確認をしておく必要があります。無宗教葬は宗教形式に囚われず自由に行うことが出来る反面、式次第を作り上げる必要があります。もちろん、葬儀社の担当者も相談に乗ってくれ提案をしてくれますが、何の意向や考えが無いと故人らしさが何一つ出せないお葬式になってしまいます。また、参列した人もどうしたらよいかわからなく、うろたえてしまいます。無宗教葬を選択して後悔しない為にもあらかじめ葬儀社に相談するのが良いでしょう。

4.今回のまとめ

無宗教葬は自由な形式で葬儀を執り行うことができます。故人の意向や遺族の気持ちを取り入れながら記憶に残る最期の儀式にしてみてはいかがでしょうか。

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