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仏壇は常に開けておくの?

仏壇は常に開けておくものなのか?いつ扉を閉めるのか?そんなことを感じている方も多くいると思います。仏壇の歴史についてご紹介をするとともに、現代生活における仏壇の役割はどのようになっているのでしょうか。実際には扉は閉める方はどのくらいの割合で、いつ開閉をしているのでしょう。宗派による考え方・地域の習慣から、その家の代々繋がるルールが生まれると思います。多様化する現代には、遺された家族・生きている人たちの充足が、亡くなられた方・ご先祖様のためになると思う方が増えてきていることをご紹介していきたいと思います。

【目次】
1.仏壇とは
2.現代生活における仏壇の役割
3.扉を開けておくの?
4.亡くなられた方・ご先祖のために
5.今回のまとめ

1.仏壇とは

仏壇」とは、仏教における家単位での信仰・供養の対象物であります。他の宗教の神道であれば「祖霊舎」という先祖を祀り子孫を守る「仏壇」に役割が似ているものもあります。
さかのぼること、「仏教」が伝来したころは一部の人たちに特別な学問の一つとして信仰されるものでありました。鎌倉時代に入り多くの宗派に分派し解釈を広げ、身分・貧富の差なく一般の人へも信仰が広まりました。江戸時代に入ると「寺請制度」の実施により、仏教のお葬式が広く普及し家庭内に「信仰」「供養」が入ることで、現代に見られる「仏壇」の近い形が作られるようになりました。お寺に似た細工を施し、信じる宗派のご本尊を祀り、お寺に行かずとも家に居ながらご本尊に守られ信心することを可能にしたのが、「仏壇」の誕生ではないかと思われます。あるお坊さんから聞いた話では、「この世とあの世」「此岸・彼岸」を結ぶ扉の役割があり、中心に鎮座するご本尊がそれをお守りいただいている。それこそが「仏壇」であると。どちらにしても「祖先崇拝」が習慣として身についている日本人にとって大切な役割を担っているものこそが「仏壇」ではないでしょうか。
彼岸花

2. 現代生活における仏壇の役割

それでは、現代の生活の中で仏壇はどのような役割をしているでしょうか。先祖代々続いている跡取りとしての「本家」であれば、一間巾もある大きな仏壇があるかもしれません。そこには、お父さんのお父さんのお父さん、名前も聞いたこともないような人の位牌が祀られていることでしょう。そんなお家では、ご飯を炊く度にお供えをし、お土産を持ち帰ればそれを手に最初にお参りをする。家を挙げての良縁には真っ先に報告をする。学校の通知表を仏壇に置く方もいるのではないでしょうか。身近にご不幸があり大切な方を仏壇に祀られた方は、より一層仏壇にお供えをして故人に話しかけられているのではないでしょうか。
お坊さんに尋ねれば、置いてはいけないもの入れてはいけないものを答えると思います。それは宗教儀式の祭具としての役割があるため教義に則った上のお話です。しかし多様化する現代の中、例えば小さな写真を置いた方が故人に対する気持ちが強くなりお参りをする頻度は増えると思います。現代生活における仏壇の役割は、先祖・故人を含む家族のコミュニケーションツールである一面を持っています。

3.扉を開けておくの?

さて、お仏壇の歴史・役割のお話しした上で「仏壇の扉は常に開けておくの?」こちらを検証します。開けたままでいけない理由はありません。その家にとって身近で大切な仏壇であれば尚のことです。約10年間の供養業界の中、訪問したお客様の話からは、8割弱の方が「開けたまま」です。2割弱の方が「朝晩開閉をする」。残りの僅かな方が「用がある時に開ける」といった結果を経験しました。地域の寄っても差はあることとおもいます。宗派の理由で閉めなくてはいけない時もあることでしょう。「開けたまま」の方でよく聞く事が出来たのが、「宗派のご本尊を含め、大切な家族であった故人がいる仏壇を開け、常に見守ってもらう。」そんな気持ちの方がいることが見て取れます。「朝晩開閉をする」こちらの方たちは、故人と生活を共に過ごす。そんな思いの方たちばかりでした。小さな子供がいる、動物を飼っている。そんな理由で閉めなくてはならない方もあります。
「こうしなくてはならない」ではなく、現在の家庭環境の中から必要に応じて開け閉めすることが、扉を開けておくの?一つの答えと思っています。

4.亡くなられた方・ご先祖のために

古い仏壇がある家には、幼少のころ怖くて仏間に入れなかった。そんな話をする方がいます。暗い・黒い・お香の香りがする・遺影が怖い・部屋が寒い暑い。仏壇の存在理由が分かれば、それを払拭して身近に感じていただけるのではないでしょうか。最近では家具と同じ材料で作られた明るい色調の仏壇。インテリアとしてコーディネートされたリビング置き向きの仏壇もあります。私たちが今ここに存在するのは、血を分けた両親・先祖があってのことです。情操教育の一環としても、今の生活の心の充足としても「祖先崇拝」の気持ちを取り入れてみてはいかがでしょうか。

蓮

5.今回のまとめ

「仏壇の扉を開けておくのか」をテーマに、経験からの実態レポートと、仏壇の歴史・役割についてご紹介をさせていただきました。お伝えしたいのは、多様化する現代の中、「こうしなくてはならない」から「こうしたい」の気持ちが心の充足に繋がっていくという一つの提案をさせていただきました。
大切な家族を失ったときお別れに必要なことは何なのか。
お坊さんのいないお葬式』では、「大切な人たちだけでおくる」をコンセプトに、最後のお別れの時間をすべて、参列の方と共に過ごしていただく提案をしています。皆さんが納得できる選択をしていただきたいと思います。

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