宗教儀式を行わない葬儀ならお坊さんのいないお葬式「コラム」ページ

コラム

供養

夫婦で信仰する宗派が違う場合、お墓は別々に建てられる?

日本のお墓は、家族みんなで入るのが一般的です。
家族とトラブルを抱えているのでもない限りは、親や配偶者と同じお墓に入ろうと考えている方が多いでしょう。
しかし、そこで問題になるのが宗教や宗派です。夫婦や親子が異なる宗教・宗派を信仰している場合、同じお墓に入ることはできるのでしょうか。
今回は、この難しい問題への対処法を紹介します。

【目次】
1.従来型のお墓は他宗派を受け入れにくい
2.無宗教型の墓地なら宗派が違っても一緒に入れる
3.どうしても自分の宗派のお墓に入りたい場合は?
4.今回のまとめ

従来型のお墓は他宗派を受け入れにくい

最初に、従来型のお墓の場合を考えてみましょう。
結論からいうと、従来のお墓に異なる宗教・宗派の人が一緒に入るのは、なかなか難しいものがあります。
なぜなら、菩提寺と檀家の関係を否定することになってしまうからです。
従来の日本のお墓は、菩提寺の墓地に建てるのが一般的でした。
檀家となってお寺を支える代わりに、墓地を使わせてもらっていたわけです。
つまりお墓の利用者は、そのお寺の宗派を信仰している必要があります。
たとえ夫婦や親子であっても、異なる宗教・宗派を信仰しているのであれば、受け入れる必然性がありません。
ただし、近年はお寺も檀家の確保が難しくなっています。多くのお寺は、檀家とトラブルを抱えて離檀されるのを望んでいないでしょう。
そのため、夫婦の片方程度であれば、異なる宗派の人でも受け入れてくれる可能性はあります。
まずは菩提寺に相談し、実際に受け入れてもらえた場合は、葬儀や法要をどのような形式で行うのかも検討してください。

無宗教型の墓地なら宗派が違っても一緒に入れる

残念ながら菩提寺のお墓に受け入れてもらえなかった場合は、別の方法を考える必要があります。
最も単純な方法は、夫婦で別々のお墓を用意することです。
しかし、これはとてもお金がかかるのに加え、新しく作った方のお墓をどう管理していくのかという問題も生じます。
何より、夫婦で別々のお墓に入るのは寂しいものです。
そのため、あまり現実的な方法ではありません。
そこでぜひ検討していただきたいのが、無宗教型の墓地を使用する方法です。
このタイプのお墓なら、夫婦で宗教・宗派が異なっていても、一緒に入ることができます。
夫婦のそれぞれが浄土真宗であろうと真言宗であろうと、あるいはキリスト教徒であろうと問題ありません。
「自分の宗派のお墓」にこだわらないのであれば、最も現実的な選択肢といえるでしょう。
なお、近年人気が高まっている樹木葬や納骨堂も、基本的に宗教・宗派を問わない墓地です。
さらに永代供養形式であることが多く、家のお墓に入りたくない時などにも役立ちます。
お墓探しで困ったら、とりあえず選択肢に入れておいて損はありません。

どうしても自分の宗派のお墓に入りたい場合は?

日本人は宗教にこだわらない人が多いとされていますが、非常に信仰心の厚い方がいるのも間違いありません。
そのため、無宗教型の墓地では納得できず、「どうしても自分の宗教・宗派のお墓に入りたい。だけど夫婦別々のお墓は寂しい」という方もいるでしょう。
このような場合は、どうすればいいのでしょうか。
最も確実なのは、夫婦別々にお墓を設けた上で分骨し、夫婦一緒に入るためのお墓を作る方法です。
これなら自分の宗教・宗派への信仰心と、パートナーと一緒にいたいという願いを同時に叶えることができます。
ただ、どうしてもお金がかかってしまうのは否定できません。
加えて、3つのお墓の維持管理という問題も生じます。
そのため、3つのお墓のうち最低2つは永代供養にした上で、なるべく安価なお墓を選ぶのが望ましいでしょう。具体的にいうと、夫は代々受け継いできたお墓を使い、妻は自分の宗教・宗派のお墓で永代供養を行い、安価な納骨堂に夫婦2人で分骨するという方法が考えられます。
パターンは自由なので、いろいろ検討してみましょう。

今回のまとめ

近年では、葬儀や埋葬に関する考え方が多様化しており、家のお墓を使わず「自分だけのお墓」を求める人も増えています。
一方、「やっぱり夫婦や親子で同じお墓に入りたい」と考える方がいるのも確かです。
そのため、信仰心を大切にしつつも、みんなで一緒に眠りにつける方法を考えなければなりません。
夫婦で相談して、納得のいく答えを見つけてください。

電話をかける(無料) 資料請求